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特集記事

石垣島でウミガメ体験!出会えるツアーと遭遇率の高いスポット情報

清水 皓
RISE石垣島
代表 清水皓

石垣島の海には珊瑚やカラフルな魚、色々な生き物がたくさん生息しています。その中でも海を優雅に泳ぐウミガメには思わず見とれてしまいます。美しい海の中でまるで空を飛ぶように泳ぐウミガメの姿は見飽きることなく、出会えた時には感動のひと言。

ウミガメは海から幸せを運んでくる”海の守り神”と言われています。

石垣島のビーチや八重山諸島の島々のビーチにはウミガメが産卵をしに来ます。そして、シュノーケリングで一緒に泳ぐ事もでき、とても癒される生き物のひとつです。その生態や石垣島でウミガメに出会えるポイント、ウミガメシュノーケルツアーのご案内などについて解説していきます!

この記事でわかること
  • 実際にどのくらいの確率で出会えるのか

  • どの時期がベストなのか

  • ウミガメの産卵時期

それぞれ詳しく解説いたします。

▼目次を表示

この記事の執筆者紹介

清水皓

アクティビティ・プランナー
清水 皓(Hikaru Shimizu)
ライズ石垣島代表

石垣島の魅力を最大限に伝えます!
  • 石垣島で18年以上にわたり、シュノーケリング・幻の島上陸・SUPなど、様々なマリンスポーツを企画・運営。これまでに延べ20万人以上のゲストをご案内。

  • 環境省「国際サンゴ礁年」オフィシャルサポーター

  • 趣味: 釣り、サーフィン、ウェイクボード

  • 本記事では、ガイドとしての視点だけでなく、石垣島でのリアルな現地情報を、“旅の選択肢に活かせる一次情報”として正確に、誠実にお届けいたします。

スタッフの想いとショップのこだわりをご紹介
ショップ紹介・代表メッセージ

石垣島は高確率でウミガメと出会える場所

ウミガメがサンゴ礁で休憩している様子

近年の石垣島は、ウミガメが安定して生息する海域が増えたことで、ウミガメと一緒に泳げるツアーが増えてきました。ウミガメの遭遇率の高いシュノーケリングツアーでは、天候や海況に応じて高確率でウミガメに出会える場所へ向かうため、「一度はウミガメと泳いでみたい!」という方にとっては、理想的なツアーが豊富です。

石垣島でのウミガメ遭遇率

石垣島では、90%以上の高確率でウミガメと出会えるツアーも数多く存在します。ただし、あくまでも野生生物のため、波の状況や潮の流れによっては、ウミガメのポイントにアクセスできなかったり、一時的に他の場所へ移動していることもあります。

そのため、100%保証ではありませんが、それでも非常に遭遇率が高いエリアで泳ぐことができます。

ウミガメに出会いやすい時期や時間帯・気候

サンゴ礁のスキマで昼寝しているウミガメの様子

基本的に石垣島では1年を通してウミガメと出会うことができますが、特におすすめなのは5月〜9月の夏シーズンこの時期はウミガメの活動が活発になり、浅瀬でゆったりと泳ぐ姿を見られることが増えます。

ウミガメが浅い場所でエサを探していたり、サンゴ礁で昼寝をしていたりと、様々なシーンを見ることができます。

時期によってはウミガメの産卵もみれる

5月〜9月の産卵期には、運が良ければウミガメの産卵シーンを目にすることもウミガメは砂浜に上陸して産卵するため、その貴重な姿をそっと観察するチャンスがあります。

ただし、ウミガメは非常に繊細な生き物。ライトの光や人の気配に敏感に反応して逃げてしまうこともあります。万が一出会えたとしても、大きな音やフラッシュ撮影は避け、ウミガメの邪魔にならないようにそっと見守ることが大切です。

石垣島で見られるウミガメの種類

国内に生息するウミガメは5種類いると言われています。その中でも石垣島に生息するウミガメは3種類。パッと見ただけでは区別が付きづらいですが、分かりやすい特徴を交えてご紹介します。

石垣島で見られるウミガメ
  • アオウミガメ

  • アカウミガメ

  • タイマイ

アオウミガメ

透明度の高い水中と砂地のコントラストが美しいポイントでアオウミガメが優雅に泳いでいる様子。水面から女性がそのウミガメを眺めています

石垣島で1番多く見られるのが、このアオウミガメ。他の2種類に比べ、頭が小さく丸く1番優しい顔つきをしています。甲羅はツルツルしており、海草を主食としています。アオウミガメと言っても身体が青いわけではありません。英名Green Sea Turtleからきていますが、体脂肪が青や緑な事からこう言われるようになったそうです。

アカウミガメ

アカウミガメはアオウミガメと比べ、頭が大きく甲羅がゴツゴツしています。甲羅の周りの部分はギザギザになっており、目の上の鱗は5枚の花びら型となっています。アカウミガメは行動範囲が広く、沖合いにいる事が多い為、シュノーケルで見れるのは稀です。頭が大きい分、あごの力もとても強力です。甲羅が赤褐色なのでアカウミガメと呼ばれております。少し顔つきが恐いのも特徴です。

タイマイ

タイマイの口は尖っており、鷹のクチバシのようになっています。その見た目から、英名はHawksbill(タカのくちばし)。他の2種類のウミガメと違う口をしているので、見かけたらすぐに分かると思います。甲羅はベッコウのようで、縁は缶詰のようにギザギザとなっています。

石垣島2大スポットとウミガメを楽しむ
幻の島+青の洞窟&ウミガメツアー詳細はこちら

ウミガメに出会えるおすすめのエリア(シュノーケリング向け)

息継ぎのために水面に向かっているウミガメの姿

石垣島周辺はウミガメが沢山生息していますが、そこに必ず定着しているというウミガメはなかなか見当たりません。たまたま出会えることもありますが、シュノーケルツアーに参加する事により高確率でウミガメがいる場所へご案内可能です。

自然の生き物ですので、ピンポイントで必ず見れるという訳ではないですが、中でも、以下の5エリアは高確率でウミガメと遭遇できるシュノーケルポイントとして有名な場所です。

大崎エリア(タチイ浜)

石垣島北西部の大崎周辺のビーチは遠浅でシュノーケルを楽しむことができます。沖合にはダイビング船も留まっており、ダイビングスポットとしても有名です。

浅瀬にはカラフルな珊瑚やかわいい魚達もいて、高確率でウミガメに出会える事もできます。この場所はビーチからもエントリー可能ですが、ボートで向かうショップツアーがおすすめです。

大崎ビーチの情報

大崎ビーチのウミガメに会える確率

遭遇率
(5.0)
名称 大崎ビーチ
住所 〒907-0452 沖縄県石垣市崎枝
アクセス 新石垣空港から車で約35分
駐車場 無料駐車場あり
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/DihtWS9zfiDJMYucA
大崎ビーチへ向かうシュノーケルツアー
ウミガメorマンタ&幻の島上陸ツアー詳細はこちら

青の洞窟

石垣島の青の洞窟は島の北西部に位置しています。条件が重なると、洞窟の入り口が青く見えるので青の洞窟と呼ばれております。洞窟の中はとても神聖な場所で、ツアーに参加すればガイドが洞窟内を案内してくれ探検をすることができます。

潮が引くと、色々な生き物たちも顔を覗かせてくるので、生き物観察もとても面白い場所です。青の洞窟から沖に向かい、アウトリーフまで行くとウミガメのいる場所があります。岩で休憩していたり、気持ちよさそうに泳いでいたりするのでよく観察してみましょう。

青の洞窟の情報

青の洞窟のウミガメに会える確率

遭遇率
(4.5)
名称 青の洞窟
住所 〒907-0451 沖縄県石垣市桴海527
アクセス 新石垣空港から車で約25分
駐車場 ショップツアー利用の場合に限りあり
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/5G4iEp2Q11nQS6Y37

幻の島周辺

竹富島と小浜島の間に位置する幻の島。正式名称は「浜島」と言いますが、潮の満ち引きで島が大きく出たり小さくなったりするので幻の島と呼ばれています。砂で出来た島で、潮が引くと島は三日月型になり絶景が広がります。

島に近づいてくると浅瀬な為、船は減速します。その減速した時に、船上からウミガメが見れることがあります。幻の島周辺はウミガメが気持ちよさそうにスイスイ泳いでいる事がありますので、船の上から探してみて下さい。

幻の島の情報

幻の島のウミガメに会える確率

遭遇率
(3.5)
名称 幻の島(浜島)
住所 〒907-1221 沖縄県竹富町小浜
アクセス 石垣島から船で約30分
駐車場 なし
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/genQtvCck6mc38218

川平石崎マンタポイント

マンタポイントではマンタ以外の生き物もおり、なかなかの確率で最初に見つけるのがウミガメ。頭の中がマンタで一杯の所に、ウミガメが現れると倍嬉しい♪ここでも岩で休憩していたり気持ち良さそうに泳いでいたりするので、上も下も注目して泳いでみて下さい。

川平石崎の情報

川平石崎のウミガメに会える確率

遭遇率
(4.0)
名称 川平石崎マンタポイント
アクセス 石垣島から船で約50分
駐車場 なし

バラス島

バラス島は石垣島からボートで約50分、西表島からですとボートで約10分の場所にあります。世界自然遺産に登録されたサンゴのカケラのみで作られた無人島です。

石垣島のユーグレナ石垣港離島ターミナルより西表島までフェリーで約40分と近いため、西表島の観光も楽しみつつ、バラス島を訪れることが可能です。バラスとは、サンゴの欠片という意味で、サンゴ礁のカケラでできた真っ白なビーチでは、ウミガメとのシュノーケリングを楽しむことができます。

バラス島の情報

バラス島のウミガメに会える確率

遭遇率
(4.0)
名称 川平石崎マンタポイント
住所 〒907-1544 沖縄県八重山郡竹富町島附近
アクセス 石垣島から船で約50分、西表島上原港よりボートで10分
駐車場 なし
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/pF3fGeEW69GV7ENw8

ウミガメと泳げる現地ツアー紹介

シュノーケリング中にウミガメを発見し、ゆっくりと見守っているお客様の様子

石垣島では、現地ガイドと一緒に海に出て、ウミガメと泳げる体験型のシュノーケリングツアーが複数開催されています。ウミガメだけでなく、絶景スポットに向かったりそれぞれのツアーに個性があります。

ここでは、特にウミガメとの遭遇実績が多く、人気のある体験ツアーを3つご紹介します。

ウミガメと泳げる体験型のシュノーケリングツアー

①:青の洞窟+ウミガメ体験(半日)
「青の洞窟とウミガメ」を組み合わせた半日ツアーでは、幻想的なドロップオフの地形とウミガメとの高確率の遭遇が魅力。1日4便制で、初心者やお子様連れでも安心して楽しめます。
▶︎ ツアーの詳細を見る(青の洞窟&ウミガメ 半日)

②幻の島+ウミガメorマンタ(半日)
石垣島で一番人気の「幻の島」上陸とウミガメまたはマンタを探しに行く半日ツアー。どちらに出会えても嬉しい代表的な大型生物に特化した内容。午前・午後の1日2便制で5才から参加できます。
ツアーの詳細を見る(幻の島&ウミガメorマンタ 半日)

③幻の島・青の洞窟+ウミガメ体験(1日)
幻の島と青の洞窟という2大人気スポットへ行くことのできる1日シュノーケルコース。ウミガメと出会うだけでなく、雰囲気の異なる2か所で泳ぐことができるため、石垣島の水中を余すことなく満喫できます。
▶ツアーの詳細を見る(幻の島・青の洞窟&ウミガメ体験 1日)

ウミガメと泳ぐときのマナーと注意点

ウミガメシュノーケリングをする際の注意点
  • 1

    ウミガメに触らない

  • 2

    ウミガメの進行方向をさえぎったり、追いかけたりしない

  • 3

    感動や興奮で大声を出したり、急な動きをしたりしない(心の中で喜びましょう!)

  • 4

    アクセサリーを外す

  • 5

    ゴミを持ち帰る

ウミガメはとても繊細な野生動物です。無理に触ったり、急に近づいたり、大きな音を立てて驚かせてしまうと、強い警戒心を抱き、二度とその場所に戻ってこなくなります。ウミガメや周囲の生態系に悪影響を与えないよう、静かに、距離を保って観察するようにしましょう。

また、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリー類がウミガメに引っかかってしまい、泳ぎを妨げる恐れもあります。ツアー参加時には外しておくのがマナーです。

女性がシュノーケリングをしていると、ウミガメの方から近づいてきて、至近距離で泳いでいます

そしてもう一つ大切なのが、海を汚さないことウミガメたちが暮らすこの美しい海を守るためにも、ゴミは必ず持ち帰りましょう。

私たちは自然の中に「お邪魔させてもらっている立場」であることを忘れずに、ウミガメに配慮しながら、静かに楽しみましょう。

ウミガメを守るためにできること

ウミガメは現在、世界中で絶滅の危機に瀕している生き物です。アオウミガメやアカウミガメ、タイマイなど、石垣島近海で見られるウミガメの多くも例外ではなく、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに登録されています。

その主な原因は、人間の暮らしによる環境の変化です。ここでは、私たちがウミガメを守るためにできることを、実際の現場で見てきた視点からご紹介します。

ウミガメ産卵地の開発と光害

ウミガメは自然豊かで暗く静かな場所を好んで産卵をします。昨今はビーチ周辺の開発により、街灯が設置されたり砂浜の周りがコンクリートに埋め立てられたりと、産卵する場所が無くなったりしています。

街灯が沢山のビーチで孵化した子ガメたちは、海に反射する月明かりより明るい街灯の方向へと向かってしまいます。その先には、車が通るような道路だったり、海ではない場所へとたどり着くこととなります。そこで子ガメたちは息絶えてしまうのです。

地球温暖化による海面上昇

気候変動もウミガメの生存に大きな影響を与えています。海面上昇によって産卵に適したビーチが浸食されるだけでなく、砂の温度変化により性別比が偏るといった生態系への影響も指摘されています。

これはウミガメだけの問題ではなく、私たち人間の暮らしにも直結する深刻な課題です。

海洋ゴミと誤飲のリスク

現在一番問題になっているのが、海洋ゴミ。石垣島のビーチにも海外からたくさんのゴミが流れ付いてきます。

道端にポイ捨てしたペットボトルなどが風で飛ばされ海に流れたり、故意的に直接海にゴミを捨てる人もいるでしょう。どちらにせよ、ゴミをポイ捨てするのはいけないことです。海を漂うプラスチックゴミはウミガメが食べるクラゲと似ているため、誤って食べてしまうと、消化できず命を落とすケースもあります。

このように様々な原因でウミガメの個体数がどんどん減少していってしまいます。絶滅してしまうような生き物を守るのに、今自分たちが出来る事を考えて行動していければと思います。

まとめ

ウミガメと出会える石垣島。

90%を超える高い遭遇率を誇るエリアや、初心者でも安心して参加できるツアーが揃っており、自然のままのウミガメと泳ぐ感動体験が待っています

しかし、人間の手によって絶滅してしまう恐れがあるのが現実です。そんなウミガメを守る為に1人1人がマナーやルールを守って、彼らの生活を脅かさないように配慮しましょう。そうすれば、、みなさんが石垣島に来た際にポイントも選ばず、どこでもウミガメが見れる島になるかもしれません。

ライズ石垣島のツアーではウミガメと会えるようなポイントにも行くプランもご用意しておりますので、是非遊びに来てください。スタッフ一同お待ちしております。

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